DDoS攻撃に対応した LoRaWANゲートウェイの遠隔管理方法 - Remote.IT - 1/2

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Remote.ItがNTTゼロトラストイノベーション賞を受賞しました。

今週月曜の夕刊でDDoS攻撃対策に関る記事が取り上げられました。IoTデバイスが急激にネットに接続されると下記のようなDDoS攻撃を組織的に対応することが急務です。

「DDoS攻撃に使われるネットワーク「ボットネット」は、攻撃の指令を出すサーバーと、Wi―Fiルーターやウェブカメラなどの「IoT」機器から成る。今年度は、サーバーの検出については、総務省の実証事業で大手プロバイダー3社が実施。外部から利用される危険のあるIoT機器の探知は、同省が所管する国立研究開発法人「情報通信研究機構(NICT)」が担っている。」
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DDoS攻撃の全体像すばやく把握、効果的な対策へ…官民一体の新組織 : 読売新聞

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Dragino社製LoRaWANゲートウェイには、管理画面内に remote.ITというP2Pテクノロジーを利用した遠隔管理エージェント機能が標準搭載されています。 ゲートウェイの管理機能にログインすることにより外部にIPアドレスをさらすことなく、リモート管理することが可能となるのです。

Remote.Itから遠隔地のLPS8N-JPへのアクセス Tips & Tricksをご紹介します。

Remote.ItからLPS8N-JPへのアクセスTips & Tricks

1. Remote.Itのアカウント取得

Remote.Itのアカウンがない場合は、以下のURLからアカウントを取得します。

https://app.remote.it

2. LPS8N の設定

2.1. Rimote.It設定ページ

LPS8N-JP管理画面のSystem->Remote.itを選択し、Remote.It設定ページを開きます。

Fig-1

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2.2. Rimote.Itインストール

[Install]をクリックし、Remote.Itをインストールします。

Fig-2

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インストール終了後、Installation completeと表示されます。

Fig-3

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2.3. Bulk ID Code / Licence Key設定

Remote.It にSIGN IN後、Account->LicensingとクリックしてLICENCE KEY を表示します。

LICENCE KEYをコピーします。

Fig-4

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LPS8N-JPのBulk ID Code / Licence Keyにペーストします。

Fig-5

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[Save]をクリックします。

Fig-6

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[Register]をクリックします。

Fig-7

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3. Remote.Itの確認

Remote.ItのDevicesにLPS8N-JPのホスト名が表示されていることを確認します。

Fig-8

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4. Remote.Itのサービス設定

LPS8N-JPのホスト名をクリック後、+(Add Service)をクリックします。

Fig-9

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[SAVE]をクリックします。

Fig-10

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[CONNECT]をクリックすると、Remote.ItからLPS8N-JPの管理画面が表示できます。

通常は、VPN経由で遠隔管理する必要がありますが、IPアドレスではないユニークなサーバーアドレスでもremote.ITを経由して遠隔地のDragino LoRaWANゲートウェイ LPS8N-JPの管理画面ステータスをコントロールすることができるのです。

Fig-11

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remote.itをDragino LoRaWANゲートウェイで利用する方法 from CRI Japan, Inc.

次回は、TTNとNode-REDをLoRaWANゲートウェイにビルトインしたLPS8 v2-JPの遠隔管理方法を具体的に説明します。