人工知能はゾウを救えるか - 組み込みAIがいよいよ実用化へ

毎年、アムステルダムで開催されるThe Things Conferenceでも何度かセミナーで見かけた Smart Parks の2年前のニュースリリースです。

◆人工知能はゾウを救えるか

TechCrunch | Startup and Technology News

What is a Smart Park? from Smart Parks on Vimeo.

■Smart Parks
私たちの哲学は明快です。私たちは、絶滅危惧種の保護と環境保全のために、サービスと技術を捧げます。Smart Parksは、同じような使命を持ち、私たちの厳しい倫理基準を満たすパートナーとの協力関係を求めています。

■歴史
私たちはイノベーションとテクノロジーを愛していますが、人と環境を守ることはもっと愛しています。そこで、私たちは30年にわたる自然保護と法執行の経験を組み合わせ、Smart Parksを立ち上げることにしました。

2013年以来、Smart Parks(旧称ShadowView)は、絶滅危惧種、人間、環境を保護するために革新的な技術を使用しています。センサー技術やその他の最先端技術の使用により、Smart Parksは人、動物、環境を助けるための方法を強化し続けています。

Smart Parksのテクノロジーと追跡方法は常に開発され、財団は幅広い保護プロジェクトに取り組み続けています。

長年にわたり野生動物保護に国際的に活躍してきたパートナーや専門家と密接に協力することで、Smart Parksは、環境保護を使命とする同盟団体に常に支援を提供できる体制を整えています。

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Smart Parksは、アムステルダムに本拠を置く動物保護団体の1つですが、通常の動物保護団体と違うところは、世界の技術者の叡智を集めて自らネットワーク環境を構築して実証実験を行います。おもに活動は、アフリカ地域を主眼にしていますので、通信インフラは皆無、そこで LoRaWANエクスパートでもある共同設立者のTim van Damが、オランダ通信キャリアでLoRaWANネットワークを構築した経験をベースに広大なアフリカ大陸の動物生存地域まで行き、実証実験をおこなっています。

そこにLoRa Allianceをはじめ、Semtechなどもスポンサーになり動物保護の目的のもとにLoRaWANテクノロジーを最大限活用しているのです。

セルビアのTTNコミュニティのイニシエーター、IRNAS代表のLuka MustafaさんもSmart Parksの活動に賛同してサイのGPSトラッカーを開発して実証実験をおこなっています。

さらにSmart Parksに参加していたTinyMLのクラウド開発環境を提供しているEdge Impluse CTOのJan Jongboomさんも 新しいAIアルゴリズム - FOMO (Faster Objects, More Objects)を今週プレス発表していました。

◆FOMO is a TinyML neural network for real-time object detection

FOMO is a TinyML neural network for real-time object detection - TechTalks

今年は、9月22~23日とアムステルダムでThe Things Conferenceが開催されます。彼らに会うのがいまから楽しみです!

*The Things Conference 2022 Amsterdam

https://www.thethingsnetwork.org/conference/